地方創生が提唱され人口問題を課題に地方の活性化が進められてきましたが、新型コロナウイルス感染症の影響によって新たに感染症の克服と危機に強い地域経済というテーマが追加され、新たな地域経済を構築していく契機が訪れています。感染症対策による大都市圏での働き方や生活の変化を求められている今こそ、JCにしかできないネットワークを活かした地方創生への機運を高める必要があります。
まずは、函館青年会議所メンバーが地方創生の可能性を認識するために、実際に大都市圏から函館市へ地方進出を行った有識者から事業展開の理由を学び、函館市に不足している産業をメンバー間で共有することで、これからの地域経済発展への道筋を検証します。そして、地域経済が課題とする人手不足の解決方法を示すために、若者たちが欲する地域社会の在り方と関連する産業を見出し、函館市への企業進出が有益となる明瞭なエビデンスを取ることで、大都市圏の企業へ函館市の生産人口年齢減少の理由を発信します。さらに、大都市圏の企業の地方進出のきっかけを創出するために、有益な情報を収集し、JCの持っているつながる輪を活用するとともに大都市圏にある企業へ函館市の魅力を発信することで、函館市へ移転することへの関心を高めます。また、地域経済の活性化を実現するために、企業へ発信した情報についての反応を伺い、函館市への事業展開についてどのような考えを持っているか収集し、地方創生を基により強い地域経済創出の土台を作ることで、函館青年会議所が果たす役割を提案します。
国が提唱する地方創生において、大都市圏の企業にとって地方進出の有益性が魅力的であると発信した我々は、行政に頼らない独自のアプローチから大都市圏の企業との連携が円滑に得られる様になり、地域経済へ大きな影響を与える独自性のある団体へ飛躍します。